昭和２４年（１９４９年）生まれ、男、山口市在住。
　誕生年から分かる通り現役引退後第４の人生を始めている高齢者一歩手前の男です。現役時代は地方公務員として環境保全業務に従事していました。海や河やダム湖に採水に行きその水質検査をしたり、ダム湖や海域の水流、水質の数値シミュレーションを手掛けたりしていました。
　その前には保健所で食品衛生監視員をしていました。所属は「食品衛生監視機動班」といって、毎日車に乗って飲食店や食品工場などを回って食品衛生状況を検査して歩くことでした。
　そんなある日、四輪の車が嫌になり、一時期バス通勤をしていました。バス停でいつものように目の前を通り過ぎていく車を眺めていた時、一台の大型バイク（自動二輪）が通り過ぎました。その時、いきなり、突然「バイク（自動二輪車）に乗りたい」と思ったのです。
　私は２０歳前半の独身時代にバイクに乗っていました。バイクでのツーリングが好きでした。その頃はスズキＴ５００（中古で購入）に乗り高知、愛媛、高松、徳島、香川、小豆島、岡山など四国を中心に走っていました。
　そのバイクも結婚を機に手放し四輪の車を使い始めました。子供が出来その子供も上は社会人、下は大学生になっていたのが、このいきなりバイクに乗りたいと思った時期でした。５０歳になっていました。
　それから遠くない休日にバイク屋さんに行って展示されているバイクを見ていました。勿論奥さんも一緒です。普通は、夫がいきなりバイクに乗りたい、と言えば反対されるようですが、私の場合は２０代の頃今の奥さんを後ろに乗せていましたから「また、タンデムツーリングをしよう」で取り敢えずバイク屋さんへ行った次第です。
　いろいろ検討の末、大型でありながら取り回しが楽そうなヤマハＶｉｒａｇｏ１１０に決めました。その後諸般の事情によりハーレーRoadKingに替えました。これは重量があり後ろ重心も解消され快適なロングツーリングを楽しめました。
　その後病気で合計６０日を超える入院生活があり体力が衰えたため、小型のものに替えました。
　ヤマハのFZX750でした。これにしばらく乗り、体力がついてきた頃（以前のようにはなりませんが）Sportstar1200に乗り換えましたが、またの入院生活となり体力も衰えバイクを手放しました。その後なんとか体力が回復したのでバイクを手に入れました。今度はとても穏やかな走りのヤマハＤＳ1100です。これは、私にとってとても足つき性が良く、安心して乗れるものでした。

　それから暫く公務員生活を続け、５４歳になった時に飲食店開業のために退職しました。この時にバイクを完全に手放しました。飲食店（居酒屋）を５年ほど続けていた頃に体の都合で廃業し、店は友人に譲りました。今現在その店は、その友人が、当時と同じ名前で営業を続けています。友人に感謝です。
　その後、一年間で３回お腹を開ける病気をしたため、３年位何もせず（年金だけで）暮らしていましたが、なんとなく体調に自身が持ててきたので、現在（２０１９年２月）は小さな喫茶店を手伝っています。
　ここでは、それまでのツーリングの記憶やツーリングを兼ねて訪ねた「お神楽」のこと、また日々感じたり想ったり考えたりしたこと等を記録していくつもりです。

＜文責＞とんぼ（溝田）：tombo09@mbr.nifty.com